概要: 松戸市内で介護の仕事を始めたい無資格の方を事業所が有期雇用し、現場経験を積みながら介護職員初任者研修を受講させた際にかかる経費(人件費や研修費用等)を、松戸市が助成します。
対象費用: 人件費,研修費用
助成率: 実績に応じて定額支給 支給金額: 210 万円(最大時)
■補助対象者
以下の条件をすべて満たした市内介護事業所等を運営する者
1.市内に所在する介護事業所等において、将来的には正規雇用契約を結ぶことを前提として、無資格者(注釈1)と有期雇用契約(最長210日間)を締結すること。
2.無資格者が、現場経験を積みながら介護技術を習得することができるよう、職場内研修計画を作成し、指導等を行うこと。
3.無資格者に、勤務時間中に、介護職員初任者研修を受講させること。
4.市税を滞納していないこと。
5.補助対象経費について、他の公的な制度による助成を受けていないこと。
(注釈1)現在、介護事業所等で介護職として従事しておらず、介護職員初任者研修修了または同等以上の資格を保有しておらず、かつ当該資格に係る研修中でない方。
■対象となる介護保険サービス
市内の下記の事業所が対象となります。
「訪問介護、短期入所生活介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護、看護小規模多機能型居宅介護事業所、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院」
■補助対象経費
有期雇用期間中にかかった以下の経費が対象となります。
1.人件費
2.交通費(介護職員初任者研修会場までの交通費・通勤にかかる交通費)
3.職場内研修等事務費
4.介護職員初任者研修受講にかかる費用(教材費も含みます)
5.事務費(市機関採用のみ)※市機関採用については、「基準額」の欄に記載をしています。
なお、有期雇用期間(最長210日間)のうち、最大80日分の経費が助成対象となります。
■助成額
基準額(注釈2)と補助対象経費のうち、いずれか少ない額
なお、正規雇用へ移行、有期雇用の継続の場合には、補助金額が加算(注釈3)されます。
(注釈2)基準額について
1.直接採用
【求人に直接応募した者を採用した場合】
・経費を補助する日数(最大80日)×1日あたりの基準額(13123円)→ 【基準額】最大で1049840円
2.市機関採用
【松戸市自立相談支援センターで支援されている者、松戸市子ども未来応援課で自立支援プログラム策定について相談している者又は松戸市で生活保護を受給している者を採用した場合】
・経費を補助する日数(最大80日)×1日あたりの基準額(14253円)→ 【基準額】最大で1140240円
(注釈3)加算について
【有期雇用終了後に、正規雇用に移行した場合】
→ 50000円の加算
【有期雇用終了後も、有期雇用を継続した場合】
→ 25000円の加算
※他市事業所にて雇用継続の場合には、加算対象外となります。
■令和6年度からの変更点
1.1法人あたり、年度内に申請できる件数に上限を設けます。(「制限なし」から「1法人あたり年度内に2名分まで」に変更)
2.在留資格に関わらず、外国人の方も対象となります。
3.交付申請時にご提出いただく書類として「申請にあたっての確認事項」が追加となります(事業者様にご記入いただく書類です)。
4.実績報告時に、交付決定額以上の金額をご報告いただいても、交付決定額以上の金額を補助することは、原則としてできません。交付申請にあたっては、余裕をもった金額でご申請ください。
5.実績報告の期限を設けます。有期雇用終了日の翌月末日までに、実績報告書類のご提出をお願いいたします。