概要: 本事業では、一定の要件を満たす建築物を整備する新築プロジェクトにおいて、複数の事業者が連携して建築BIMデータの作成等を行う場合に、その設計費及び建設工事費に対して国が民間事業者等に補助を行います。
対象費用: BIMソフトウェア・周辺機器・CDE環境(設計・施工情報を共有するためのクラウド等)の利用料, BIMコーディネーター等の人件費,BIM講習の実施費用
助成率: 10分の10 支給金額: 9,000 万円(最大時)
■建築BIM加速化事業の概要
1.来年度末(R5年度末)までの基本設計・実施設計・施工のBIMモデル作成が対象です。
2.設計BIMモデルや施工BIMモデルの作成等に要する費用について幅広く補助します。
3.協力事業者(下請事業者等)だけでなく、代表となる元請事業者等も補助の対象です。
※BIMとは、Building Information Modeling(ビルディング インフォメーション モデリング)の略称で、コンピューター上に作成した3次元の建物のデジタルモデルに、コストや仕上げ、管理情報などの属性データを追加した建築物のデータベースを、建築の設計、施工から維持管理までのあらゆる工程で情報活用を行うためのソリューションであり、現在主流になりつつあるワークフローです。
■補助の要件
・代表事業者(設計や施工の元請事業者等)が、協力事業者(下請等)による建築BIMの導入を支援し、建築BIMモデルを作成すること。
・整備する建築物は、敷地面積が1000平方メートル以上であること、階数が3以上であることなどの一定の要件を満たすこと、等。
■補助対象者
設計又は施工を行う者(代表事業者及び協力事業者)
■補助対象経費
・BIMソフトウェア、周辺機器、CDE環境(設計・施工情報を共有するためのクラウド等)の利用料等
・BIMコーディネーター等の人件費
・BIM講習の実施費用、等
※※プロジェクトに参加する専門設計事務所や専門工事業者に加えて、代表となる意匠設計事務所や元請事業者(ゼネコン等)が要する経費も対象となります。
■延べ面積別の補助上限額
〇1000平方メートル以上10000平方メートル未満
設計費上限額 2500万円、建設工事費 4000万円
〇10000平方メートル以上30000平方メートル未満
設計費上限額 3000万円、建設工事費 5000万円
〇30000平方メートル以上
設計費上限額 3500万円、建設工事費 5500万円
■代表事業者の登録
1.受付期間
令和5年1月16日(月)~3月31日(金)
2.登録方法
建築BIM加速化事業実施支援室のホームページ(https://bim-shien.jp)から応募様式をダウンロードし、電子申請により登録を行ってください。
なお、本補助を受けようとする設計者又は施工者の補助金の交付申請等の手続きについては、代表事業者の登録後に別途ご案内します。
■問い合わせ先
国土交通省住宅局建築指導課
TEL:03-5253-8111 (内線39-530)