概要: 中途採用者の雇用管理制度を整備し、中途採用の拡大を図った場合に助成します。
また、一定期間後に生産性が向上した場合には追加の助成があります。
対象費用: 指定なし
助成率: 定額支給 支給金額: 30〜100 万円
■主な受給要件
〇中途採用拡大助成
受給するためには、1の対象労働者を雇い入れるとともに、2、3の全ての措置をとることが必要です。
1.支給対象者
次の(1)~(6)のすべての条件を満たす労働者が対象です
(1)申請事業主に、中途採用(※1)により雇い入れられた
(2)雇用保険の一般被保険者又は高年齢被保険者として雇い入れられた
(3)期間の定めのない労働者(パートタイム(※2)を除く)として雇い入れられた
(4)雇入れ日の前日から起算してその日以前1年間に、雇用関係、出向、派遣、請負または委任により当該事業主の事業所で就労したことがない
(5)雇入れ日の前日から起算してその日以前1年間に、申請事業主と密接な関係にある事業主に雇用されていた経験が無い
(6)雇入れ時の年齢が45歳以上である(「45歳以上の中途採用率拡大」の場合のみ)
※1 新規学卒者や新規学卒者と同一の枠組みで採用された方以外を指します。また、ハローワークからの紹介による雇い入れ以外も対象となります。
※2 パートタイムとは、「一週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者と比べて短い労働者」のことを指します。
2.次の(1)、(2)にかかる中途採用計画を作成し、管轄の労働局に届け出ること
(1)中途採用者の雇用管理制度(募集・採用を除く、労働時間・休日、雇用契約期間、評価・処遇制度、福利厚生など)の整備
(2)中途採用の拡大に取り組む期間(1年間)
3.中途採用計画期間に、次の(1)から(4)までの取組を実施すること
(1)中途採用計画期間中に対象労働者を2人以上雇い入れること
(2)中途採用計画期間中の中途採用率を、計画期間前3年間と比較して20ポイント以上向上させること
(3)中途採用計画期間中の45歳以上の中途採用率を、計画期間前3年間と比較して10ポイント以上向上させること(「45歳以上の中途採用率拡大」の場合のみ)
(4)45歳以上の対象労働者全員の雇い入れ前事業所において支払われていた賃金と、雇い入れ後6か月間の賃金支払日ごとに支払われる賃金とを比較して、いずれも5%以上上昇させたこと(「45歳以上の中途採用率の拡大」のみ)
■助成対象・助成額
(1)中途採用率の拡大
・中途採用率を20ポイント以上上昇させた事業主に対する助成
・助成額:50万円
(2)45歳以上の中途採用率の拡大
以下の全てを満たす事業主に対する助成
・中途採用率を20ポイント以上上昇させた
・うち45歳以上の労働者で10ポイント以上上昇させた
・当該45歳以上の労働者全員の賃金を前職と比べて5%以上上昇させた
(注:中途採用計画期間前3年間の中途採用率が60%未満の事業所に限りません)
・助成額:100万円